式部桂子公式サイト

プロフィール

式部桂子

私がサイモントン療法と出会ったのは、病院で看護師として働いている時でした。
サイモントン療法では、叡智という言葉がまさにあてはまる場面です。
ある日、病院で緩和の勉強会をするので参加してほしい・・という、同期入社の医師より頼まれたことがきっかけでした。

 

サイモントン療法は、がん患者さんとその家族のためのヒーリングプログラムですから、私が所属していた救急とはある意味対極の分野だということもできます。
ですので、同僚の医師からの一言が無ければ、私はここにはいなかったかも?しれません。
私は救急という部署で、大きな精神的ショックを受けて、どうすればいいのか?これからどうなるのか?打ちひしがれ、潰されそうになる方に沢山関わってきました。
言葉では言い表すことができないような状況に何度も遭遇し、それを受けとめる?
いえ・・受け止めることもできずに、ただ立っていることしか・・できなかったんです。

 

今から思うと、立って傍にいることも大きなケアの一つではあるのですが、私の中では、何か形になるもの、できたものがなければケアではない、だめなんだと思っていたのです。
サイモントン療法に出会ってから・・私自身の考え方、捉え方で人と関わっていたことに気づかされました。
私は、「こんな状況になって大変だ・・これからどうしていくんだろう? この状況は辛すぎる・・」というような私のフィルターですべての場面を捉え、そこから起こってくる感情で関わってきたんです。
あたかもその方が抱いている感情も同じであるかのように・・・。
けれど実は、自分の思いと同じではなく、違う思いを持っている人がいる。

 

サイモントン療法では、関わる相手が何を思っているのか?
関わる相手が望んでいることは何か?
私の思いも大切だが、尊重することも大事なことだと。
人の力はその人の内面から湧き上がってくるものですから、その人がしたい、やりたい、いい、やってほしいというような思いが起こることが大切なことになります。

 

自分の感情を知って、それから相手の感情とのキャッチボールをするようになり、非常に楽になりました。
私はこのように思っているけれど、どうしてほしいですか?
どうなりたいですか?
と、一呼吸おいて話をしながら、お互いの感情に振り回されることなく、穏やかにやり取りをすることができるようになりました。

 

そこにはできること、できないことがありますが、それをきちんと伝えることも関わりの一つであり、お互いが無理をしないことが大切なんだと思えるようになりました。
今はサイモントン療法カウンセラーとして、個人でのカウンセリングを行っています。
誰もが抱いた思いを大切にできるやり取りをこころがけていきたいなと。

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